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2016年8月6日土曜日

インドネシアのカサブランカ通り

もうすぐインドネシアは独立記念日(8/17)なので、最近は町の至る所で赤と白の国旗カラーの旗や装飾物を見かけます。

日本はインドネシアの独立を手助けしたことになっていますが、長いオランダ支配の後、最後の数年は日本がジャカルタ等を占領していました。

が、しかし、独立を助けたり、独立戦争時に当時の日本兵の人が一緒に戦争に加わったりしたこともあり、インドネシアの人の対日感情はすこぶる良く、親日家の人がとても多いです。

親日国というと、インドネシア、トルコ、バングラデシュ等、以外にイスラム教が強い国が多いですね。


ところで、インドネシアに住んでいると「カサブランカ」という名前が町中の通りの名前に使われて、カサブランカ通り、というのがあったり、カサブランカアパートというのがあったり、色々なところで「カサブランカ」という文字を目にします。

今までは、あまり気にしなかったのですが、これはインドネシア独立と大きく関係していることを、インドネシア人の同僚から聞いて知りました。

どういうことかというと、インドネシアが独立した際に、最初に独立を承認したのが、「モロッコ」だったようなのです。で、カサブランカと言えば、モロッコ最大の都市です。

つまり、インドネシア独立に対して、最初に承認したモロッコに敬意を払って、モロッコ最大の都市、カサブランカが通りの名前や、アパート、モールの名前等々に使われるようになったみたいなのです。


また、インドネシア人のモロッコに対する親近感も高いようです。歴史を踏まえた対応、インドネシアは意外と律儀な国だな、と思いました。

なお、独立戦争の英雄、スディルマン将軍をたたえる「スディルマン通り」もインドネシアの至るところにあります。概ね、町の中心地にある大通りに「スディルマン通り」があることが、多く、ジャカルタも、その例に漏れず、町を南北に走る中心分の通りが、スディルマン(Sudirman)通りになっています。




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