インドネシアで家庭用車を買うなら何か?
一昔前は、日本人の家庭用車と言えば、キジャン(トヨタ)が代名詞だったが、昨年度11月に新型キジャンが出て、大幅に価格がアップしてから様相が変わってきた。前の記事(キジャン値上げ)
キジャンの今の最低価格が288Juta- で、最上級グレードは、433Jutaである。(トヨタ車の価格表)
従来モデルのキジャンは233-344Jutaの価格帯だったので、55-89Juta程度の価格底上げである。433Jutaとは、もはや従来のキジャンの価格帯とは思えない。一ランク上の価格帯である。
その分、4速オートマが6速オートマになったり、インテリアが洗練されているようである。ただ、個人的には、使いもしないスマホと運転席横のディスプレイとの連動とかの機能もあって、お金をかけるなら、もっと静粛性をあげることに注力してほしいと思う。
※ 1Juta=1百万ルピアで現在の邦貨で約8千円
これに伴って、日本人の家庭用車は、トヨタ・アバンザ(=ダイハツ・ゼニア)が増えてきた。1500ccで燃費が良く、そこそこの高級感もある外観で悪くない。186-216Jutaの価格も日本円で200万円を切る価格だし、7-8人の家族も乗れる。極めてパフォーマンスが良い車だ。
また、これに伴い選択肢が多様化してきたと思う。
ホンダ モビリオ(やはり、200Juta前後。価格表はこちら)、ホンダ フリード(270-290Juta、価格はこちら)、日産リビナ(203Juta-)、日産セレナ(374Juta-)等である(日産車の価格表はこちら)。
どれもキジャンから見るとお値打ちで、日本人の家庭用車も多様化していくと思う。
個人的には、アバンザ、モビリオ、フリード、リビナと前述のどの車も良いと思うが、アバンザはあまりにも多いので、、、と思う向きには、ホンダ車が良いと思う。
ホンダ車の上記以外の車では、HR-VやBR-VといったCR-Vの小型のスタイリッシュな車も販売しており、見栄えは良いが、家庭用車の場合、多くは運転手さんが運転すると思うので、後部座席が快適な車、という視点でみたときは、いまいちかと思う。
もうひとつ見ておくべきポイントは、車の幅である。日本の場合、5ナンバーは、横幅1700mm未満という決まりのせいで、日本で5ナンバーの車はインドネシアでも5ナンバーに縛られたサイズになっていると思う。
一方で海外専用車種(例えば、トヨタ・キジャン・イノーバ)の場合は、日本の法規は関係ないので、横幅は1830mmと135mm広くなっている。この13-14センチがいったいどのくらい違うのか?というと微妙な気がするが、気持ち横幅が広いということであろう。
いずれにしても、インドネシアの交通事情(道が悪い、洪水で水に浸かる)を考えて、車高の低い車は、比率が少ないと言わざるを得ない。車高が高いということは、それだけ、空気抵抗が大きいということなので、気持ち、車内の音も大きくなるということであろう。道路事情を考えると日本のミニバンは、日本よりも車内音が大きくなってしまうのは、やむをえない。
一長一短あるが、家庭用車を検討している人は、予算も考え、ぜひ、じっくり検討されては、と思う。ちなみに中古車は日本のように値下がりしないので、安全性も考えて、新車で買う人が大部分であると思う。
家庭用車に関することは、こちらでまとめています。
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