インドネシアのセブンイレブンは、現地資本がフランチャイズを実施しているのだけれども、業績不振で2017年の6月末でインドネシアから撤退することになった。
日本では勝ち組の代表のセブン、インドネシアでもコーヒーが美味しいので重宝していたのだが、やはり現地資本のインドマレットやアルファマートには勝てず、というところか。
一方で日系のファミマは、現地資本のスターマート(HEROを経営している会社が持っていた)を昨年度買収して、結構な存在感を持っている。また、意外とサークルK(日本ではファミマに吸収されてしまったが)が結構目立つ。たまにローソンもある。
ジャカルタのスカルノハッタ空港にもファミマがあるが、セブンは町中のみ。サークルKもスカルノハッタ空港の外のキヨスクみたいなところだけど、空港に売店がある。
こちらのセブンイレブンは、日本と違い、セブン銀行も無いし(インドネシアでは24時間営業のATMがあちこちにあるので、コンビニに行く必要なし)、品数も少ないし、差別化できるのはコーヒー程度。あとは屋外にイスとテーブルを並べてお客を呼び込む(これは優れていると思っていたが)位で、みなさん、コーヒーショップより安くておしゃべりできるので、喫茶店代わりに使っていたが、客単価が伸びなかったのだろう。
日本で強いコンビニが海外でも強いとは限らない例か。結構、がんばっていたようにも思っていたが、、、。
新聞では酒類の販売がコンビニで規制されてから、売り上げが低下し、、、、と書かれていたが、日本と違って、そんなに酒類がコンビニでバカバカ売れる訳ではないから、これは言い訳にしか聞こえない。
結局はインドネシアの人に十分、支持されなかったとしか言いようがない。
スーパーでもイオンは海外に積極的で、インドネシアにもどんどん店舗を広げているが、イトーヨーカードは出てこない(中国にはいるらしいが)。
そう考えると、長い目で見ると人口の低減する国内依存のセブンはまずいのではないかと思ってしまう。
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