2015年12月17日木曜日

海外駐在は現金不足? -運転手さんからの借金申込

海外駐在しているとよく聞くのが「現金が無い」というコメントです。特に新興国に住む場合、多くの方が為替リスクを避けるため、現地通貨への換金や現地通貨での口座振込みを比較的抑えていると思うこと、換金するタイミングの問題で「現金が無い」ということが時々起こります。

複数名から同じような話を聞いているので、(特に新興国の)海外在住経験者ならば「あるある」といった感じでは無いでしょうか。インドネシアの場合、日本円でいうところの千円札がもっとも高額な紙幣なので、お財布が常に膨らみます(前のブログ記事はこちら)。それもあって、現金引き出しが遅れがちになるということもあると思います。

ですので、私の場合は、前の記事でも記載しましたが、お財布は複数持つ、いざというときにATMで現金が引き出せるカードを持っておく(前のブログ記事はこちら)ということを実践しています。それでも、やはり現金不足は発生しますので、日本から日本円無いし、米ドルをある程度の金額持参しておいて、タンス預金しておくのが現実的だと思います。当初はかなり多めに持ってきた日本円も気づけば、かなり目減りしているということも多く、帰国時はせっせと日本円を引き出して持ち帰っています。そういった事もあって、クレジットカードは持参必須です。では、換金するのはどこが良いのか?ということになりますが、空港やホテルはレートが悪いので、モール(ショッピングセンターのこと)の中の両替屋さんが一番良いのでは?と思います。


もう一つ、現金がなくなることの原因として、運転手さんやお手伝いさんからの借金申し込みがあります。時々、まとまったお金を貸してくれ、と言われるので対応すると更に現金がなくなります。

廻りに聞くと、運転手さんに慢性的に貸付している人も時々います。会社の運転手さんは会社で契約しているので、お金を貸す必要も無いと思いますが、個人で契約している運転手さんは、なかなか難しいところだと思います。私の場合は信用できる運転手さんであることから、貸し倒れしても良い金額ならOK、それ以上ならNG、回収期間は10ヶ月以内という前提で時々貸出をしています。借金の要請に応えるかどうかは個々人により、差があるようですが、個人契約の場合、無利子ではありますが、信用できる人で、しっかりした理由であれば、ある程度、対応してあげるのが、良いのでは?(最初は悩みましたが)と思っています。

日本に住んでいると身近な人からの借金申し込みなどというのは、それほど多くないと思いますので、悩まれる人も多いと思いますが、これもなかなかできない経験なので、ストレスを貯めずにポジティブに考えれば良いと思います。ただ、こちらでは富める者が施しをするのは「当然」という感覚も残っているので、感謝の度合いが少ない人もいるかも知れません。私の場合は感謝されましたので、気持ちよく貸せました。これでしっかり仕事してくれれば、それで良しです。



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