2015年12月5日土曜日

インドネシアのチップ事情


インドネシアは日本同様にチップの文化はありません。ですが、バリ島のように欧米人が多い地域は慣習的にホテルの枕銭等、チップが必要などという話も聞きます。私はこれは気持ちの問題なので、チップ無しでも問題無いと思っています。枕銭なら1万ルピア(90円)もおいておけば十分すぎるほどだと思います。ジャカルタなら普通の屋台で食事(ナシゴレン=チャーハンのようなもの)をした場合、ペットボトルの水(スーパーで買うと500ccが20円くらい)を含めて120円~150円というのが相場だと思いますので、1万ルピア(90円)の重みが想像できると思います。どのような生活水準の人かによりますが、ごく一般的な人なら日本円は彼らの感覚的には4-5倍程度には感じると思います。

では、旅行以外の局面(日常生活)でどんなときにチップがいるかと言うと、結論から言うと「無し」で大丈夫です。ただし私の場合は運転手さんには土日は3-5万ルピア等を渡すことがあります。これは気持ちなので、必須ではありません。人によっては深夜まで働いてもらって、翌日早朝からゴルフ、といった時にちょっとした金額(2万~5万ルピア、180円~450円位)を渡すこともあるようです。

後は欧米とは違うので、チップの必要性を感じません。私は最初来た時、運転手さんにはいざって時に守ってもらわないと困るから、と多めにチップを渡していましたが、今思うとそれはあまり必要ではなく、きちんと言葉で感謝して、たまにお土産を渡すとか、上記のようにちょっとした額を渡すのが一番良いと思います。最初にあげ過ぎると向こうも期待してしまうので、日本人的には、勿体無いな、と思ってしまってもあげてしまったりすることがあると思います。

ですので、運転手さんやお手伝いさんにチップは習慣化しない、これに限ると思います。ただゴルフ場でのキャディさんへのチップは必須です。ゴルフ場ではチップは12万ルピア以上でお願いします、ということが受付で表示されているとこともありますので、場所によると思いますが、ジャカルタ周辺では15万ルピア(≒1,350円)くらいが相場なところが多いようです。人によっては20万ルピアとかあげてしまう気前の良い人がいて、もらったのを見た他のキャディが同額くれ!とせがむことがあります。ゴルフ場のキャディさんはチップが主な収入源なので、ネゴしてくる気持ちもわかりますが、チップはサービスに比例すると思います。ただ、これがわかっていないキャディさんは時々います。(おっちゃんに多い)

例えば、市場での買い物だけではなく、バジャイ(3輪オートタクシー)等に乗る場合でも価格は常に交渉というお国柄なので、とりあえず言ってみることに躊躇しない人が多いように感じます。私はこういうことに時々ストレスを感じてしまうので、まだまだ修行が足りないと感じています。

チップは、ゴルフ場のチップを除き、あくまでも自分が思った通りで良いと思います。

追伸)
そういえば、足つぼマッサージや床屋さんでは少しだけチップをあげていました。前者は75-90分やってもらって1万~1万5千ルピア(90~130円くらい)、後者は1万ルピア(90円)位を私はあげています。前者の相場は75-90分で75,000Rp-90,000Rp、後者は65,000Rp程度のお店に行っています。日本人の美容師さんのいる美容院もありますが、価格は日本並みですので、私は現地の人が行く(それでもモールとかに入っているので、そこそこ高級な)お店に行っています。街の一般的な床屋だと15,000Rp程度が相場のようです。この場合、インドネシア人の知人によるとチップは2000Rp(ルピア、約18円)程度だそうです。勿論人によるので、渡さない人もいるし、満足した場合はもう少し渡す時もあるそうです。

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