2016年11月20日日曜日

インドネシアでの「誕生日の慣習」 ---日本と真逆

インドネシアと日本で真逆なことは、誕生日の慣習である。端的にいうとプレゼントだ。日本では、誕生日を迎えた人がプレゼントをもらうのが一般的だが、インドネシアは「逆」で誕生日を迎えた人が周囲の皆にプレゼントを渡すのが普通だ。


おかげ様で誕生日を迎えることができました。みなさんのおかげです。ありがとう。という趣旨だろう。

この習慣は当初、面食らった。が、考えてみると極めて合理的である。全くその通りであると思う。
インドネシアで合理的なのは市販薬(前の記事はこちら)だけでなく、誕生日の慣習も合理的なのだ。
私は他には知らないが、恐らく、世界中のいくつかの国は同じ慣習を持っているはずだと思う。


例えば働いている人であれば、プレゼントは、結構な数を職場の皆にも渡すことになる。これは、結構な出費だ。一般的には、ドーナッツやチョコレート。人によっては、ラピス(ういろうのようなもの)といった伝統的なお菓子を配る人もいるし、中にはランチボックスを配る人もいる。

実に不思議な習慣であるが、それこそ、固定観念というものであろう。誕生日がうるう年の2月29日の人や、1月1日のお正月(日本ほど長くないが、1月1日だけは毎年休みである)の人は、どうなのだ、という細かいことはあるが、お互いに感謝するという仕組みは、よくできていると思う。

ちなみにインドネシアの休日は、こちらの観光省のHPを参照されたい。日本語で記載されているが、極めて休日が少ないことが分かる。さらに日本と違い、土日に祝日が入っても振替休日なるものは無い。それは運が悪かったというだけの事である。あっさりしていて、ある意味、これも合理的と言える。

日本も昔は休日が少なかった。やがて国が豊かになるとインドネシアも休日が増えるであろう。

話が色々飛んでしまったが、インドネシアにおいては、誕生日は人にプレゼントをあげる日であって、貰う日では無い。という話であった。









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