2016年11月29日火曜日

ジャカルタのデモ

先月はジャカルタ州知事のアホック氏がコーランの一説を用いて、自分に投票したい人だけ、投票してくれ、ということを言った結果、(ねじ曲がっている気がするが)コーランを侮辱したということで、刑事裁判の容疑者になった。

これでデモは終息したと思ったのだが、12月2日にも、実施する、しないとの報道がある。

イスラム教の上層部はデモをしないように、と言っているし、政敵であった(大統領の座を争った)ジョコウィ氏とプラボォノ氏がともに同様なことをいって、インドネシアの結束を乱さないように、とか、色々言っている。

その通りに大規模なデモはやめてほしいものである。

前回は一部の暴徒が警察車両を焼き討ちしたりもしていて、せっかく築き上げてきた寛容な国家、平和国家のインドネシアのイメージが損なわれるし、実際問題、経済的にも損失だ。


日本は常に平和なので、治安にあまり気を使わないが、こちらでは、やはり気を使う。平和が一番である。



※デモはホテルインドネシアの前やモナスに何万人という人を動員させたものの、平穏に終わりました。良かった。

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