2018年2月14日水曜日

ジャカルタ駐在員 中学、高校進学の問題(2)

さて、中学、高校進学問題の続き。色々なケースがあって、皆さん色々悩まれていると思うが、次に中学進学のケースを述べたい。

4)高校に入学する前に日本に帰国させて、公立の中学校に入る。(公立高校入学の資格を満たす。)

5)高校に入学する前に日本に帰国させて、私立の中学に編入させる。(高校受験が慌ただしくならない)

という2つのケースについて、詳細を以下に述べたい。

4)の高校入学前に公立の中学に入れるパターン。

小学校6年生終了でこのパターンとなる場合もあるだろうし、一番多いのが、中学の途中で帰国となり、次の勤務先を考慮しながら、家族で過ごすために、公立の中学校に入れるというものだろう。タイミングや次の勤務先、また次の勤務先で過ごすであろう時間、色々なことを考えて決める必要がある。

今の世の中、海外勤務が昔に比べて多くなっているとはいえ、日本では海外勤務者はマイナーな存在であることは間違いないので、学校選びには気をつかう。公立中学はピンきりだからだ。

一方、公立高校受験資格としては、受験時に住民票があること等々の要件もあり、中学3年生から日本の公立中学に入れるケースもある。この場合、1学期からでないとストレスのかかる時期に本人も大変だろうし、つまらない話だが、現実問題、内申点で損をするというのが通説のようだ。

親としては元居た場所に戻る場合は良いが、それ以外のケースも多いだろうから、その場合は子供の人間関係が心配である。最近では中高一貫教育の公立もでてきているので、そこの中学に編入する場合は別だが、大部分は通常の公立中学だろうから、1年だけ、その中学校に通って、残りは高校で別の友人と知己を得るわけである。

そのぐらいタフで当然と考える家庭もあるだろうし、それでは少し大変だと考える家庭もあるだろう。子供の性格にもよるので、色々なパターンが存在しているだろう。中には自分の親の家から通わせたり、親戚の家にお世話になる家もあるだろう。

公立の場合は学費自体は、さほどかからないが、上記のように親と住まない場合は、お礼の含めて、コストがかかる。

帰国させる時期次第だが、何年も上記(別居)の状態なら、それはそれで大変だ。また、子供が高校生になってから、その地域に親が戻れるならいいが、戻れないなら、これまた大変である。高校を転校させるという手もあるが、、、。

このあたりが、悩みの尽きないとこで、故にこのケースの場合、大部分の家庭が奥さんと子供が先に帰国して、今後住む場所を確定した上で、学校に通うということになると思う。この場合、旦那さんの帰国場所によっては単身赴任が確定するわけである。または奥さんが働いて旦那さんが主夫なら、その逆である。


<その3に続く>

0 件のコメント:

コメントを投稿