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2019年12月10日火曜日

インドネシア起源の大会社

インドネシア起源の大会社といえば、世界初の株式会社として有名な「東インド会社」である。ジャカルタが本社で今もその跡を見ることができる。

過去記事:ファタヒラ広場

では、その他は?というと意外だが、世界最大の鉄鋼メーカー「アルセロール・ミッタル」である。この会社は合併を重ね、今はルクセンブルクに本社を置く、インド人経営の会社であるが、元々はなんとスラバヤの鉄筋棒鋼メーカー(Ispat Indo:イスパット インド)であったのである。それが不振に苦しむ鉄鋼会社を格安で買い取り、再生させることを繰り返しながら膨張してきたのである。

ちなみにインドネシアの会社には、XXインドという名前の会社が多い。ラーメンのインドフードしかり、携帯の通信会社のインドサットしかり。インドの島というのが国名だから、略してXXインドとか、インドXXという名前の会社が多いのである。ちょっと横道にそれてしまったので、元に戻る。

で、他にはインドネシアを起源とする会社があるのか?というと「ロイヤル・ダッチ・シェル」である。大手石油会社だ。イギリス&オランダに本拠を置く、国際企業だ。

元々、「シェル」社はその名前シェルが貝を示す通り、日本の三浦海岸で拾った貝殻をもとに貝殻細工で財を成し、カリマンタン島の石油開発で当てたことが始まりである。だから日本とも由縁が深いし、ホタテ貝のマークも親近感が沸く。

一方、もう一つの源流の「ロイヤル・ダッチ」はオランダ領であったインドネシアのスマトラ島で石油開発を始めたのが始まり。つまり、2つの会社はいずれもインドネシアが源流で合併した、ということである。資源大国インドネシアらしい逸話であるが、意外と知られていない。

だが、ロイヤル・ダッチ・シェル(石油会社)、アルセロール・ミッタル(鉄鋼会社)という世界に冠たる企業は実はインドネシア出身であったのである。

何かの小話にジャガイモの語源もジャカルタであると添えて、この話をしてみると面白いかもしれない。

過去記事:ジャガイモの語源







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