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2018年2月27日火曜日

ジャカルタ駐在員 中学、高校進学の問題(4)

会社によっては、旦那さん(または奥様)の駐在期間が終了しても、家族は、子供の学校が学年末、または中学卒業まで、現地への駐在を選択でき、その場合は、現地のアパート代を出してくれる会社もある。

若いときは、そんな制度のことを考えもしなかったが、今思うとそのような会社は海外勤務に対するケアが行き届いていて、素晴らしいと思う。稀な例ではあるが、大変羨ましく思った。

いずれにせよ、進学問題は海外勤務している家庭で一番悩ましい問題で、家庭によって事情も違えば、判断も違って当然な問題なので、人がとやかく言おうと、自分たちが一番良いと思う選択肢を選ぶしかない。

また、海外にいる間はハードシップ手当が付く会社が多いので、その間は経済的にも良いと思うのだが、いずれ帰国することを考えると、帰国したあとの勤務地が決まっている場合を除き、国内での単身赴任等々の可能性は続くのである。だから子供の学校次第では、なかなか家族が一緒に住めなくなる。


欧米人の方は一般的に家族連れで、大きな子供(とはいっても高校生くらいまでだろう)と一緒に住んでいるケースが多く、これは家族と過ごすことに重きをおいている価値観だろうし、言語の面で英語が流暢な場合、インターナショナル・スクールというのが選べ、高校までは世界中で、学校がなんとか見つかるというのが大きいだろう。

一方で英国等では高校生くらいから、寄宿舎付きの学校も多い。繰り返しだが、国により、人により、色々な考え方があるだろう。

日本の場合、日本人学校に行くという前提で考えると、どこの国も義務教育期間である中学までしか設置されていない。海外で日本語での教育指導を受けられる高校は、すべて私立だ。

ここに大きな差がある。


これだけ、国際社会になっているので、全部の国に日本人学校の高校を置くのは無理だが、せめて英語圏ではなく、日本人の多いシンガポールやタイ、香港等に設置できないものだろうか、と常々思う。そこに寮があれば、日本に帰るよりは近いので、何かと助かるのだが。日本の文部科学省は、国内で手一杯にならず、ぜひ考えてほしいものである。

なお、ネットで検索すると、この手の悩みを抱えている家庭は多いようで、よく悩み相談の掲示板等で、やり取り履歴を見かける。それらも意外と参考になる。

スクールガイドは参考になるが、次の段階として、そういった情報も参照してみると色々な考えがあることに気づき、勉強になる。



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