男子400m走、あっという間であるが、素晴らしいバトンリレーで日本の圧勝であった。が、しかし、会場はインドネシア。2位のインドネシアに対して、拍手喝さい。
日本のアンカー、ケンブリッジ飛鳥選手も「あれっ?」とした表情をしていて、ちょっと驚いた様子であった。
今回は、インドネシアの金メダルも多く、開催地である地の利を生かしていると共に、経済が順調に成長していることもあり、スポーツのレベルも上がっていると思う。
経済成長⇒所得向上⇒余裕、スポーツ技能向上⇒国民意識高揚⇒治安安定⇒投資・経済成長
と好循環が廻っているようであり、うれしい限りである。
ちょっと心配事は、2019年4月の大統領選が近くになるにつれ、バイク用の軽油や電気といった人々の日々にかかわるものを値上げできなくなっており、せっかく回復している国家財政が悪くなることである。
もっとも日本のほうがある意味、ひどい状態なのであるが、インドネシアの場合は絶対額で外貨が増えたとは言え、今後の経済の波によっては、十分に(外貨準備高を)積んでいないと安心できない。
資源国であり、輸出は外貨のドルベースが多いだろうから、そういう意味ではルピア安は国内の企業としては潤うのだが、アジア通貨危機の時のように極度に振れると、前述の好循環が崩れてしまう。
治安の維持が土台であり、そのために、日本に比べ、過剰なまでの残業割り増しがある。つまり、残業をたくさんさせるのは、損だから、人をたくさん雇用しなさい、と誘導しているのである。ひいては、これが治安安定、経済成長につながるというわけである。
題名から、ずいぶんずれた内容になってしまったが、男子400mリレーでのインドネシアの高揚した雰囲気をみて、そんなことをぼんやり考えた。
とりもなおさず、インドネシア新記録での銀メダル、おめでとう!である。
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