あけましておめでとうございます。
日本に帰国されている人は、お年玉を払い、インドネシアにいる人はお正月は関係ないので、大みそかの花火や爆竹以外は、季節感のない、普段とそう変わらない週末を過ごされていると思う。
今回は、ちょっといつもと違うお題目だが、海外駐在時の投資を考えてみた。日本から駐在員として、派遣されている人は駐在年数は限定的だが、いわゆるハードシップという名目のもとに海外派遣時に給与の上乗せ(実際、高い日本食や高い教育費でコストもかかるのだが)があると思う。
すべてをパパイヤの日本食で済ませていたとしても、多少は日本にいるときよりも給与が増えていると思う。
一方で、日本の証券会社は海外駐在することを明らかにすると取引ができなくなり、預かり資産として、売り買いできない(出金はできる)状態になる。
ネット銀行はそんなことになっては困るので、実際問題、住所変更をしていない(し忘れ含む)か、実家の住所にするなどの対応をしていると思う。そうでないと、海外からの振り込みや、帰国時にお金の引き出しもできなくなってしまっては困る!(どうでもよいが、この「!」はトランプ氏で多用されており、ちょっと気になっている(流行語とかにはならないと思うが)。
で、本題に戻るが、いろいろ投資はしておいた方が良いと思うのである。自己投資で語学の勉強やゴルフの勉強(?)はもちろん、帰国後の投資に思いをはせる、シンガポールで証券口座を開設する(私は検討したが、難化しているらしいので断念)、などである。
簡単にできるところだと、ネット銀行の外貨預金くらいしか、身動き取れないのだが。もし、ご家族が日本にいる場合は、ご家族に投資を勧めて(代わりに)投資してもらうというのもありだろう。投資の読書としては、以前の記事でご紹介したが「株式投資の未来」をお勧めしたい。リンク先の記事の下のほうに本の紹介が記載されている。
大学教授が書いた本でもあり、データを多用しているので、少々学術的・難解で読みにくいが、内容としては面白い。
株式投資するなら、今は、日米ともに株価が下がっている。エントリーポイントとしては、千載一遇のチャンスのように思う。インドネシアで、身近なところでは、ユニリーバや(ガソリンスタンドでもよく見る)シェル(米国市場にも上場)や、日系自動車メーカー(ちなみにトヨタのキジャンは海外専用モデルなので、日本では売っていない)、ポカリスエットの大塚製薬、ユニ・チャームあたりが、すぐに思いつく。
インドネシアは親日で、日系企業も多いが、歴史的背景で、オランダ本社のユニリーバ(石鹸、シャンプー、歯磨き粉など。商品例:シャンプーのダウなど)、石油のロイヤル・ダッチ・シェル、家電のフィリップスなどが強い。なので、日本にいる時よりも、多角的な視点で見れるかも。
私がドル預金を始めたのも、そういう背景からである。過去の通貨危機などを踏まえ、自国通貨への信認が低いため、インドネシアのお金持ち(目安:日系の会社の部長さんレベル以上)は、家屋・土地への投資に加え、ドル資産をシンガポールの銀行、またはHSBC銀行のような外資系銀行に保有しているのが一般的である。
日本は円貨が強いので、こういった観点はないが、食料自給率の低さや、人口減といった社会構造を考えると、将来的には円安になってもおかしくない(ただし短期的には国際輸出競争力が増えるので、トランプ大統領はNO、とう方向のようであるが)と思うのである。
また、投資するなら、インドネシアで身近に感じる日系企業のように伸びる海外市場で存在感を示す会社が(日本の人口減をものともせず)伸びていくのだと思う。かつてのイギリスのように。
投資しないにしても、「インドネシアに住むメリット」は常に意識しておきたいものである。投資も大切かもしれないが、今しかできないことも、とても大切である。
仕事では日本の理不尽な、急な要求に対して、多忙な駐在側としては、OKY(O:お前、K:ここに来て、Y:やってみろ)とかよく言う通り、心が疲れることもある海外生活だが、それ以上に素晴らしいことも多い。
日本にいる人も、インドネシアにいる人も、今を楽しみ、今年は良い年にしたいものである。
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