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2015年12月25日金曜日

ジャカルタ アパート事情・相場、住む場所 (その1)

日本人がジャカルタに住む場合、昔(20年位前)は戸建に住んでいる人も多かったようですが、今は殆どがアパート(日本で言うマンション)に住んでいます。理由は色々あると思うのですが、戸建よりもセキュリティが良い(警備の人が入口で入場者チェック=といってもある程度、適当ですが)、庭の管理とかをしなくても良い、便利な場所にある(人によってはショッピングモール直結を好む)など色々理由があります。また、戸建の場合、外周を門で囲んであり、警備員が出入口に駐在しているパターンは大丈夫だと思いますが、本当に街の一戸建てである場合は自分で警備員、庭師、等々を雇用する必要があり、何かと気苦労も多いと思います。

そんなこんなで大部分の日本人がアパートタイプの家に住んでいます。アパートも色々な種類があって、①モール(ショッピングモールのことを略してモールという)直結型、②高層アパート、③(比較的)低層アパートがあるので、色々要望に応じて選んでいく必要があると思います。中には犬や猫などのペットを飼いたいという希望をお持ちの方もいると思いますが、その場合は結構、選択肢が狭まります。(中央部より、やや北上したセントラルパークのモールに隣接したアパートはペットOKで日本人もいます。)

ただもっと重要なのは立地だと思います。勤務先から近い(どこも渋滞なので、日本の駅近のように、高速道路の入口に近いというのが良い立地と言われています)、学校から近いなど色々ありますが、日本人学校(JJS:ジャカルタ日本人学校の略)に通学するお子さんがいる場合は、あまり遠いと通学が大変なので、小中学生の子供がいる家庭は南ジャカルタかタンゲラン県(ジャカルタ特別市の隣。日本で言うと川崎市・横浜市みたな立地イメージ)あたりに住むことが多いようです。南ジャカルタはこのような関係で需給バランスが悪く、家賃は東京都中心部の高級住宅街並の価格です。日系の不動産会社も出てきているので、ジャカルタ、アパートで検索すると相場がわかると思います。中でも不動産会社のスターツ社のホームページは写真入りでよくできていて、私は日本でいる時に家の目星をつけるためによく検索していました。中心部だと最低でも60-70平米(2LDK)で2,000米ドル以上の価格で、とんでもなく高いと感じます。ですが、高速インターネットの定額接続と同じで選択肢が少ないので、泣く泣く選ばざるを得ないのが実態だと思います。

少し郊外(といっても十分都会ですが)タンゲラン県まで行くとぐっと家賃は下がりますが、日本人が借りたい物件(例:バスタブがあってお湯がでる)で絞るとまだまだ物件数は少ないようです。余談ですが、こちらではシャワー(インドネシア語でマンディ=水浴び)は水が常識で、温水が出るのは常識ではありません。従って、温水は電気か何かで一旦タンクに貯めて、そのタンクから温水をシャワーに出す、という形になります。従って、温水タンクの容量(70Lとかだとお湯を張るとすぐに温水が切れる)もチェック項目の一つになるという人もいます。

またお手伝さんを住み込みでお願いする場合(今の相場は1万5千円/月前後です)、お手伝いさんの住む部屋があるか、とか、その広さもチェック項目になるかも知れません。ただ、今時は通いでお手伝いさんをお願いする家も多く、その場合はチェック不要ですね。

意外と抜けるのは何階か?ということです。私の場合は停電も多い国なので、すごく高層階は避けたかったですし、1Fはトカゲとか場所によっては蛇やサソリがでますし、洪水の時、怖い(数年に1回市内を1m以上の高さの泥水が覆い尽くす洪水が発生する)ので、このあたりもチェックが必要と思います。中心部のアパートであれば、蛇とかは出ないと思うのですが、洪水でも大丈夫な高台になっているか?(大抵のアパートは洪水を考えて1m程度の盛り土をして、その上で建設されている場合も多いですし、そもそも1Fはロビーだけで2Fからが住居になっているところも多い)はチェック必須だと思います。

後は前の道の交通量です。どこも渋滞がひどいので言い出したらきりがありませんが、慢性的に渋滞している道しかアパートに通じていない場合、家は近いけどなかなか帰れないということはある程度、覚悟しておく必要があります。まぁ、ジャカルタの場合、これはどこにいっても避けられない問題なので程度問題ではあるのですが。インドネシア人の方はよく、日々の三分の一は会社、三分の一は家庭(睡眠)、三分の一は車の中・バイクの上、と自嘲気味に話すことが多いので、世界最悪と言われている渋滞地獄は、少なくともジャカルタの場合は逃げられないと思います。他の都市も渋滞は多いですが、ジャカルタの比では無いと思います。

話が長くなるので、その2に続きます。

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