今回は少しマイナーな場所になりますが、私が行って結構良かった場所、バンジャルマシンのご紹介です。バンジャルマシンはカリマンタン島(=ボルネオ島)の南カリマンタン州の州都で「東洋のベニス」と呼ばれている街です。人々の生活に川が深く入っているという点でとても素敵でした。冒頭の写真のように早朝には川で市場が開かれています。果物の色も鮮やかでとても幻想的な雰囲気でした。
私が泊まったのは、川沿いのホテル ビクトリア リバー ビュー。注意点としては、クラッシック以上の部屋でないと川側で無いこと、つまりベランダから川が見えない事です。ここは重要なところなので、きっちりおさえておいた方が良いと思います。このホテルの良い点としては、ホテルの目の前から船に乗り込めて、上記の市場等に行けることです。また眺めも上々です。船の予約は事前にホテルにお願いしておけば、手配してもらえます。
私の場合は午前中に市場に行き、夕方はホテルの駐車場をうろついていた観光ガイドのおじさんのお誘いで、地元の人の生活が垣間見える(川の)裏路地を廻ってきました。
こんな感じの裏路地を廻りますが、トイレは川の上、洗濯も川、炊事も川の水、釣りもすれば、水泳している子供たちもいるという状況です。川と暮らす。それが本当に生活に溶け込んでいます。
通常の日本人の衛生観念からは、理解し難い部分もありますが、これが生活慣習なのだと思います。
普段のジャカルタでは感じることのできない市井の人の暮らしを感じ、大変興味深かったです。でもこのあたりに暮らしている方も同じボート(バス代わり)に乗っていましたが、極めて普通の服装をしており、ごく自然に川の上の暮らしをしているんだと感じました。
子供たちは、とても元気です。インドネシアは若年層が多く、勢いがありますね。(ちなみに、この写真の左側の小屋=お手洗い、です。)
衛生観念は、考え方の問題なのでしょう。行けば、何故か馴染んでしまう、そんな気になったバンジャルマシン旅行でした。日本人観光客は比較的少ない場所だとは思いますが、川の上のクルーズはとても気持ち良いです。ジャカルタから2泊3日あれば、十分に楽しめます。オススメです。
ボートのおじさんには昔、日本人に書いてもらった感想ノート等を見せてもらいました。地球の歩き方に書いてあるくらいなので、秘境まではいかず、それなりには訪問する人もいるようです。
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