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2019年1月28日月曜日

雑談 BNI銀行のマーク


BNI

インドネシアの町中で、多く見かけるこのマーク。
大手銀行のBNIのロゴである。

Bank Negara Indonesia (銀行、国民の、インドネシアが直訳)、つまりインドネシア国民銀行といった名前であろう。日本にも東京支店がある大手銀行(国有の商業銀行)だ。
かつては中央銀行だった歴史もある名門銀行だ。

で、このオレンジの部分のロゴに注目してほしいが、よーく見てみると「46」という数字に見える。これは、何故かと言うと、1946年創立だから。と、前にインドネシア人の同僚に教えてもらった。

なるほど、46年創業だから、46をロゴに入れたんだね。と納得。そういう意味では、センスの良いデザインだなーと思う。

インドネシアは、結構、センスのよいデザインがあって、こういう才能を活かせば、新しい商売ができるのかも、と思うときがある。

日本は保守的過ぎて、デザインとかが、こじんまりしてしまうのかも。とも思う。

若くて、自由で賑やかな国、インドネシアの良い点は、こういったとこにも現れるのでは?と密かに思っている。

2019年1月21日月曜日

ジャガイモの語源

本日は、閑話休題。雑学だが、日本でもメジャーな野菜、ジャガイモの語源は、インドネシアに関連する。

南アメリカのアンデス山脈が産地と言われる「じゃがいも」は、今では世界的に「ポテト」といえば、じゃがいも、というくらいに親しまれている食べ物だが、日本語名の「ジャガイモ」は、1600年頃(江戸幕府が開かれたのが、1603年と言われているので、江戸時代の開始直前)に、当時のオランダ人によって、日本に運ばれ、ジャカルタから来たイモ、ということがなまって、ジャカルタ・イモから「ジャガイモ」になったというのが通説だ。

南米はいろいろな野菜の産地になっていて、インドネシアでも非常にポピュラーな、トウモロコシも南米(今のグアテマラ近辺)が原産地と言われている。

日本にいて、インドネシアとあまり関係ない仕事をしていたりすると、ジャカルタの位置はもとより、そもそもジャカルタすら知らなかったり、する人もいるが、ジャガイモの話をすると、へぇーとなって記憶に残してもらえる。

もうひとつ、歴史的な意味でインドネシアが世界的に有名になったのは、オランダによる「東インド会社」である。やはり、江戸時代の開始直前にあたる1602年に世界初の株式会社となる東インド会社が設立され、1619年にはジャカルタに拠点がおかれた。

世界の株式会社の始まりが、なんと400年も前にジャカルタにあったのだ。もちろん、オランダ人がこれを起こしたわけだが、インドネシアだって、現地で関連していたのだ。意外な事実であるし、世界史・日本史にはジャカルタも、イモだけではなく、株式会社の始まりという側面でも関与しているのだ。

もちろん、これはご存知の通り、欧州のスパイスを巡る貿易からできた会社。欧州ではスパイスが栽培できないため、生死をかけて長期間、インドネシアまで、スパイス(胡椒、クローブや丁子(ちょうじ)など)をとりに来て、帰ってこない船もいる非常に高いリスクを分散するため、株式という形で、資本家がリスクを分け合ったというわけだ。

イギリスで発展した再保険もリスクの分散であるわけだが、その前の段階で普遍的な仕組みとして、株式会社が成立したのだ。


で、余談になるが、別の話題。
当時、ジャカルタは「バタヴィア」と呼ばれており、その名残から、ジャカルタの車のプレートナンバーは、「B(バタヴィアの略」始まりとなっている。


インドネシアの車のナンバープレートの規則性は、地域を示すアルファベット+数字の組み合わせになっており、
A  = バンテン、チレゴン(cilegon)地区
AD  =     ジャワ島の古都、ソロ周辺
    (ボロブドゥール遺跡も近い、一番近いのは、ジョグジャカルタだけど)
B  = バタヴィア、つまりジャカルタエリア
BA  = スマトラ・バラット、つまりスマトラ島の西
D  = バンドゥン (避暑地のパドマホテルがおすすめ
F  = ボゴール  (ボゴール植物園がおすすめ
H  = スマラン  (馬で散策できる山上のヒンズー遺跡が素晴らしい
などといったようなきまりになっている。

上記で、各地のおすすめ観光地の過去記事リンクを貼ったが、それに関連して、以前にジャカルタから1-3日程度で気楽にいける観光地(日本人には、マイナーなところもあり)を記事まとめている。インドネシアの観光地に、悩む人も多いと思うが、バリだけでは満足できない人の行き先検討の一助になれば幸いである。

ジャカルタからの1泊2日 2泊3日旅行


2019年1月18日金曜日

スラバヤの風景 (3)



スラバヤの早朝の風景。この近くには、日本領事館もある。


別の方面。やはりジャカルタに比べ、空気が綺麗で、空が広い。
高いビルが多くないので、とても良い雰囲気だ。

スラバヤは歩道も広いし、住むには住環境は、ジャカルタより優れていると思う。
日本人はジャカルタに比較して、圧倒的に少ない(公称で約700人、実際はもっと多いと思われる)なので、日本食等はジャカルタに比べると選択肢は少ないが、日本人学校もありますし、違う楽しみができる町だと思う。

すぐ近くのマドゥーラ島で、安いバティックを買ったり、ベチャ(自転車の人力車)に乗ったりして、遊ぶこともできる。インドネシア第二の都市でもあり、ブロモ山も必見。まだ行かれていない方はスラバヤ観光をおすすめする。

参考:スラバヤ旅行記(1)
   スラバヤ旅行記(2)ブロモ山
   スラバヤ旅行記(3)ブロモ山続き
   スラバヤ旅行記(4)マラン

前の記事(スラバヤの風景1スラバヤの風景2)はこちら。

2019年1月7日月曜日

よく見ていたブログが終了して残念

勝手にリンクを貼っていいのか、迷ったが、愛読していたブログ「グッジョブ!インドネシア単身生活」が終了してしまった。

元々、ジャカルタ勤務(2度目)で、インドネシア語が堪能。で、スラバヤに勤務に変わられて、現地のレストラン情報やインドネシア情報に非常に参考にしていた。残念。

そういえば、インドネシア生活当初に参考にしていたブログ「和尚、今度はジャカルタですか?」も数年前に終了したとき、ひどく残念に思ったことを思い出した。

ブログの更新は、皆さん趣味でやっているので、仕方がないのですが、参考にさせていただいた御礼をこの場を借りて、申し上げます。




2019年1月4日金曜日

ガルーダに乗って、JALのマイルのをつけられるの?という話

本日は1月4日。日本は仕事は、お休みの人は多いと思うが、インドネシアでは、既に平常運転の人が大部分だろう。

ところで、去年の10月にガルーダとJALが包括提携したのだが、未だ、JALのHPには、ガルーダのマイルがつくようなことは書かれていない。コードシェア以外、何か進んだのか?と見ていたら、(私は関係ないが)JALの上級会員はガルーダのラウンジが使えるようになったようである。(インドネシア国内では、ジャカルタ、デンパサールのみ)

具体的には、JALマイレージのダイヤモンド、プレミア、サファイヤ、JALグローバルクラブ会員といったカード(ステイタス)を持っている人は、この特典を得られるようである。JALのHPへのリンク https://www.jal.co.jp/inter/boarding/codeshare/jgc_list.html

インドネシアにいる人は、あぁ、あるあるだね。と考えていると思うが、多分、JALの本社の人などは、あまりにもことが進むのが遅いので、相当、イラついているのではないだろうか。今回は、従来のANAとガルーダの関係もあるので、複雑なこともあるが、東南アジア時間とでもいうのか、協議の進みが何かと遅い、突然、ひっくり返るのがインドネシアである。

スカルノ・ハッタ空港の最新、第三ターミナルだって、完成当初から大量の雨漏りがしていた位の完成度でことが進む。こういった点は、まだまだ日本との差が大きいし、それを気にしていない、おおらかな気質なのだ。

なので、気長に待つしか、ないかな。と思っている。





2019年1月1日火曜日

海外駐在時の(個人的な)投資

あけましておめでとうございます。

日本に帰国されている人は、お年玉を払い、インドネシアにいる人はお正月は関係ないので、大みそかの花火や爆竹以外は、季節感のない、普段とそう変わらない週末を過ごされていると思う。

今回は、ちょっといつもと違うお題目だが、海外駐在時の投資を考えてみた。日本から駐在員として、派遣されている人は駐在年数は限定的だが、いわゆるハードシップという名目のもとに海外派遣時に給与の上乗せ(実際、高い日本食や高い教育費でコストもかかるのだが)があると思う。

すべてをパパイヤの日本食で済ませていたとしても、多少は日本にいるときよりも給与が増えていると思う。

一方で、日本の証券会社は海外駐在することを明らかにすると取引ができなくなり、預かり資産として、売り買いできない(出金はできる)状態になる。

ネット銀行はそんなことになっては困るので、実際問題、住所変更をしていない(し忘れ含む)か、実家の住所にするなどの対応をしていると思う。そうでないと、海外からの振り込みや、帰国時にお金の引き出しもできなくなってしまっては困る!(どうでもよいが、この「!」はトランプ氏で多用されており、ちょっと気になっている(流行語とかにはならないと思うが)。

で、本題に戻るが、いろいろ投資はしておいた方が良いと思うのである。自己投資で語学の勉強やゴルフの勉強(?)はもちろん、帰国後の投資に思いをはせる、シンガポールで証券口座を開設する(私は検討したが、難化しているらしいので断念)、などである。

簡単にできるところだと、ネット銀行の外貨預金くらいしか、身動き取れないのだが。もし、ご家族が日本にいる場合は、ご家族に投資を勧めて(代わりに)投資してもらうというのもありだろう。投資の読書としては、以前の記事でご紹介したが「株式投資の未来」をお勧めしたい。リンク先の記事の下のほうに本の紹介が記載されている。
大学教授が書いた本でもあり、データを多用しているので、少々学術的・難解で読みにくいが、内容としては面白い。

株式投資するなら、今は、日米ともに株価が下がっている。エントリーポイントとしては、千載一遇のチャンスのように思う。インドネシアで、身近なところでは、ユニリーバや(ガソリンスタンドでもよく見る)シェル(米国市場にも上場)や、日系自動車メーカー(ちなみにトヨタのキジャンは海外専用モデルなので、日本では売っていない)、ポカリスエットの大塚製薬、ユニ・チャームあたりが、すぐに思いつく。

インドネシアは親日で、日系企業も多いが、歴史的背景で、オランダ本社のユニリーバ(石鹸、シャンプー、歯磨き粉など。商品例:シャンプーのダウなど)、石油のロイヤル・ダッチ・シェル、家電のフィリップスなどが強い。なので、日本にいる時よりも、多角的な視点で見れるかも。

私がドル預金を始めたのも、そういう背景からである。過去の通貨危機などを踏まえ、自国通貨への信認が低いため、インドネシアのお金持ち(目安:日系の会社の部長さんレベル以上)は、家屋・土地への投資に加え、ドル資産をシンガポールの銀行、またはHSBC銀行のような外資系銀行に保有しているのが一般的である。

日本は円貨が強いので、こういった観点はないが、食料自給率の低さや、人口減といった社会構造を考えると、将来的には円安になってもおかしくない(ただし短期的には国際輸出競争力が増えるので、トランプ大統領はNO、とう方向のようであるが)と思うのである。

また、投資するなら、インドネシアで身近に感じる日系企業のように伸びる海外市場で存在感を示す会社が(日本の人口減をものともせず)伸びていくのだと思う。かつてのイギリスのように。

投資しないにしても、「インドネシアに住むメリット」は常に意識しておきたいものである。投資も大切かもしれないが、今しかできないことも、とても大切である。

仕事では日本の理不尽な、急な要求に対して、多忙な駐在側としては、OKY(O:お前、K:ここに来て、Y:やってみろ)とかよく言う通り、心が疲れることもある海外生活だが、それ以上に素晴らしいことも多い。

日本にいる人も、インドネシアにいる人も、今を楽しみ、今年は良い年にしたいものである。