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2016年5月25日水曜日

もうすぐで、ラマダン(断食月)、プアサ(断食)の季節です。

今年のラマダン(断食月)の開始は、今のところ6月6日(月)です。正式には宗教省が月の満ち欠けを見て決めるのですが、とにかく6月初から1か月間、イスラム教の人は、プアサ(断食)を実施します。

断食は約1か月続き、1ヶ月の断食明けには、盆と正月が一斉に来る「レバラン(断食明け大祭)」が1週間ほど続きます。

日本ほど祝祭日が多くないこの国で人々は一斉に故郷に帰るのが、一般的で、首都ジャカルタはガラガラになり、普段の渋滞が嘘みたいに、どこへ行くのも、スーイスイの状態になります。

スーパーでは気が早いのですが、レバランで故郷に帰る人たちのお土産セールが既に開始されています。この写真も一例で、恐らく、親戚一同の大人数が集まるため、大きな缶に入ったクッキーが(普段はひっそりと少ししかないのに)あちこちに山積みになっています。

売れるから、山積みにしているのでしょうから、相当な消費がこの時期に発生するらしく、スーパーは、どこも在庫を高くしていると新聞でも報道されています。

レバラン(断食明け大祭)前の時期でも、昼間は断食をしているので、夜になるとその反動でレストランは大いに賑わうそうです。

ラマダン(断食月)の時は、運転手さんやお手伝いさんに気を遣う時期にはなりますが、ラマダン(断食月)が明けて、レバラン(断食明け大祭)になる前には、日本でいう餅代(要はボーナス)が月の基本給与の1ヶ月分は貰える(雇っている場合は支払う)ので、更に消費が増えるという構造なのだと思います。

運転手さんやお手伝いさんをお願いしている家も多いと思いますが、こちらは在庫でなくて、(ボーナスのために)現金を積み増さないと、いけない季節です。

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