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2016年11月24日木曜日

インドネシアのタクシー / 圧倒的支持を受けているブルーバードタクシーについて


インドネシアでタクシーといえば、圧倒的にブルーバード社の信頼が高い。写真はブルーバード社が買収したプサカ社のもの。やはり青い車体である。

ブルーバード社は株式公開も実施している立派な上場会社である。インドネシア人もブルーバード信仰が篤く、他のタクシーは治安面で不安なので、乗らない、という人もいるほどである。

ここの社長さん(持ち株会社の社長)は創業者の子供の女性でかなりのやり手である。

ハイヤーに関しては、ブルーバードの上の、シルバーバード、ゴールデンバード、更に貨物輸送に関してはアイロンバード(不調で売却との噂もあったがまだのようだ)まで、かなり手広くやっている。HPはこちら。http://www.bluebirdgroup.com/id/


この社長さんの信条は「自分の持っているものに感謝し、より良くなるための努力を怠らない」というもの。そうだろうな、日本とは比べ物にならない格差社会で、この言葉は重たい。勿論、本人は裕福な家庭で育ち、米国でMBAを取るなど、経済的に裕福でないとできない教育を受けているが、商売の才覚もあるだろう。

自前で車検場や医療施設などを持つなどして、ドライバーにも、そこそこの待遇を与えているらしいし、クレームも3回程度受けると運転手を解雇するという噂もある。

最近はUber等の個人の車をタクシー代わりにするサービスを活用する人も出てきているし、価格もタクシーの半額程度らしいが、それでも、安心安全は重要であり、見知らぬ個人の車に乗るのは少し怖い。

この女性社長さんの話に戻るが、自分の環境に感謝するということを素直に言えることは、偉いと思う。某国で大々的にニュースになっているが、不正入学したにもかかわらず、金も実力のうち、などと言わず、感謝することが人間大切だと思う。

ソクラテスも言った。
「金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんな風に使うかが分かるまで、決してほめてはいけない」

古今東西、人間の業は変わらないものである。



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